プロフィール|猫好き介護福祉士の自己紹介

はじめまして。「介護の本音」を運営している、40代男性・猫好き介護福祉士です。

このサイトは、介護への転職を考えている人、今まさに介護の現場で働いていて「辞めようかな」と悩んでいる人に向けて、きれいごと抜きの本音を書く場所です。まずは、私がどんな人間なのかをお話しさせてください。

介護とは無縁の工場勤務から始まった

もともと私は、住宅建材の生産工場でライン作業をしていました。介護とは縁もゆかりもない仕事です。

きっかけは、祖母の介護でした。実際に身内の介護に関わってみて、家族は崩壊寸前だわ、理解に苦しむことも多く、その大変さを肌で知りました。これが、自分の進む道を考え直す入り口になりました。

職業訓練からのスタート ─ おむつを履いて交換し合った3ヶ月

未経験から介護に飛び込むにあたって、私が選んだのは職業訓練(3ヶ月コース)でした。これが想像以上に良かったです。

パソコンのスキルも一緒に学べて、修了すると介護職員初任者研修の資格が取れる。受講中は雇用保険の給付が受けられたり、学割が使えたりというお金の面でのメリットもありました(教科書代だけは自腹だった記憶があります)。

正直、覚えることが多くて大変でした。でも、学べる内容はかなり実践的です。おもりや目隠しを付けて高齢者の身体を疑似体験する「シニア体験」。受講者同士で実際におむつを履いて、交換し合う実習。杖歩行のときの患側・健側の足の出し方、麻痺のある人への衣服の着せ方、移乗、ボディメカニクス——現場で本当に使う技術を、体で覚えていきました。

そして、この訓練には実際の介護施設での実習があり、その実習先が、私の最初の就職先になりました。

3つの職場を渡り歩いて見えたこと

私は介護の現場で、性格の違う3つの職場を経験しました。それぞれ、まったく別の世界でした。

1ヶ所目:特別養護老人ホーム(特養)
実習でお世話になった施設なので、雰囲気は分かった上で入りました。夜勤は10時間以上、早番・遅番・日勤のシフト制。夜勤は2人組で回すので、相性の悪い人と組むとさらにきついです。

利用者さんの急変への対応もありました。経管栄養や喀痰吸引は、会社の指示で喀痰吸引等研修を受け、手順を学んで修了テストに合格したうえで、現場では看護師の指導のもとで担当していました。人工肛門の方のケアでは、看護師がパウチを交換する際に、皮膚がたるまないよう押さえる補助に入ったこともあります(交換そのものは看護師が行います)。ベッドからの転倒・転落があれば事故報告書、それに加えて委員会の仕事やケース記録(利用者さん一人ひとりの日常の記録)。入所、退所の荷物チェック、基本的な介助(入浴、排せつ、食事など)やることは本当に多かったです。

ただ、レクリエーションは豊富で、夏祭りなどの行事は職員みんなで協力して、まるで学祭みたいで楽しかったです。大変さと楽しさが両方ある場所でした。

辞めた理由は、正直に言うと馬鹿らしくなったからです。テレビを見ていた利用者さんの前で、非番の職員が出勤中の職員と話し込んでいて、それを注意したら、その非番職員からクレームが入り、施設の責任者から私が話を聞かれる事態に。いろいろストレスも溜まっていたところで、これで気持ちが切れました。

2ヶ所目:グループホーム
ここは特養とまったく違って、本当に「家で一緒に暮らす」ような支援でした。料理も作るし買い出しにも行く。作ったものを利用者さんと一緒に食べる。同じ家に住んでいるような距離感です。

ただ、私には合いませんでした。休憩時間が休憩になっておらず、職員同士のお茶会のようになっていて気を使うことなど正直に言うと、1ヶ月で辞めました。合わないものは合わない、と学んだ職場です。

3ヶ所目:デイサービス
結論から言うと、介護の中で私が一番おすすめできるのがここです。日勤のみで8時〜17時。生活リズムが狂いにくいのが本当に大きい。レクリエーションも豊富で、季節に合わせたイベントや、職員でダンスなどの出し物をしたり、楽しい行事は多かったです。

ただし、ここでも人間関係には悩みました。これは介護に限った話ではないと思いますが。最終的には、家庭の事情と人間関係が重なって、ここを離れることになりました。

介護福祉士になるまで

資格(介護福祉士)は、1ヶ所目の特養で働きながら、取得しました。受験には3年以上の実務経験に加えて「実務者研修」の修了が必要で、私の場合は会社がこの研修を支援してくれました(テキスト代は自腹でしたが、有給で参加させてもらえた)。あとは筆記試験に合格して取得。働きながら国家資格を取れたのは、今振り返っても大きかったです。

なお、介護福祉士の国家試験は2024年度(第37回)から実技試験が完全に廃止され、現在は筆記試験のみになっています。実務経験を積みながら、働きながら国家資格を目指せるのは、このルートの大きな魅力だと思います。

このサイトで伝えたいこと

3つの職場を渡り歩いて、思うことがあります。介護の職場は、施設ごとにまったく特色が違うということです。同じ「介護」でも、特養・グループホーム・デイサービスでは、働き方も人間関係もまるで別物です。

だから、これから介護に興味を持って入りたい人には、施設見学できるなら必ず見学することをおすすめします。今、介護業界は本当に人手不足で、たいていの施設はウェルカム状態。やってみる価値は十分あると思います。高い確率で仕事に就けるし、資格を取っておけばタイミーのようなスポットワークでも働ける。家族の介護が必要になったときにも役立つし、こうして専門職として記事を書くこともできる。

そして、今つらくて転職を考えている人へ。一度介護から離れてみるのもひとつの手です。もし夜勤などシフトが大変で転職を考えており、今後も介護を続けるなら、私はレクリエーションの活発なデイサービスを勧めます(あくまで個人的な意見ですが)。生活リズムが狂うとストレスが溜まって、思考がネガティブになりがちだからです。夜勤のある職場で消耗しているなら、日勤だけの環境は本当に楽になります。ただし、デイサービスは送迎があるので、運転に自信がない人には無理にはおすすめしません。ここは正直にお伝えしておきます。

私自身が、未経験から職業訓練を経て、3つの職場で迷いながらやってきました。だからこそ、これから介護に向かう人や、今の現場で悩んでいる人に、本音で役に立つ情報を届けたいと思っています。

ちなみに、猫が好きです(今は事情があって飼えていませんが)。介護の話ばかりだと疲れてしまうので、たまに猫の話も挟むかもしれません。どうぞよろしくお願いします。

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